かんぽの宿売却を白紙撤回も、鳩山総務相は納得いかず?

日本郵政は、かんぽの宿をオリックスに売却することを白紙撤回すると正式に発表。
鳩山総務相に対し、入札に不正はないとの報告をしたもようですが、鳩山総務相は納得していない様子。
どうしても、オリックスありきだったと言わせたいのでしょうか?
なかなかしぶとい人です。
ひょっとして、オリックスの宮内さんが裏で何か工作していたという証拠でもあって、よほど自信があるのでしょうか?
この問題については、再度売却先を探すとなると厳しいだけです。
これだけの問題になると、いくらで購入したか、購入後どのようになったか、しばらくの間、世間に注目されるからです。
私はもう買うところはいないのではと思っています。
優良資産だけ、入札で高値売却は可能でしょうから、
バルクセールという手法をやめれば別ですが。
いずれにしても、このかんぽの宿売却問題は、まだまだ続いていきそうです。

日経新聞の記事より引用

日本郵政、かんぽの宿「入札不正なし」 初めて本格的に説明
 日本郵政は16日、「かんぽの宿」譲渡問題の経緯の詳細を明らかにし、鳩山邦夫総務相らが「不透明」と指摘した点について初めて本格的に説明した。譲渡先選定の手続きの公正さの点では「(初めに)オリックスありきではなかった」(伊東敏朗常務)と強調。事業譲渡では一般的な手法を取っており、官公庁の一般競争入札との混同が誤解を招いたとの見方を示した。
 日本郵政は同日、総務省が法律に基づいて求めていた「かんぽの宿」問題の報告書を段ボール17箱分の資料とともに提出。オリックスとの契約を白紙に戻すことと、専門家による検討委員会で新たな売却方針を議論することを正式発表した。そのうえで入札参加企業の了解が得られたとして、選定の詳しい中身を公表した。

菊池 英司
不動産コンサルタント、FPとして主に個別相談、セミナー講師を中心に活動中。 住宅の購入サポート、住宅ローン相談を中心に、個人の所有する不動産、住宅に関するサービスを提供している。空家管理業務を2009年から開始し、早くから空家問題に取り組んでいる。