コンクリート住宅の強み

本日は神戸RC住宅さん主催のセミナーにて講師を担当致しました。
私の話は、主に消費税増税と住宅ローン控除についてでした。

主催者の神戸RC住宅さんは鉄筋コンクリート造の住宅を専門に建築されておられます。

本日のセミナーの最後に、神戸RC住宅さんより、鉄筋コンクリート住宅の強みについてご説明がありました。
鉄筋コンクリート住宅のメリットは、耐震性と耐火性。
防災については申し分のない住宅であると言えます。

お話しの中で、私がとても共感したのは、生存空間の重用性についてのお話しでした。

阪神・淡路大震災直後、私は倒壊した住宅の調査をしていました。
あのとき倒壊した住宅の中には、地震のあとに起こった火災により延焼したり、隣の家が倒れてきて被害を受けた家屋も多数あり、そのために命を落とした方もいらっしゃったのです。

自分の家だけの問題ではないのです。
隣の家が倒れてきても潰れない住宅、長時間の炎に耐える住宅、大規模な災害の場合、こういう住宅がもっとも安全です。
鉄筋コンクリート造の場合、大破することがあっても、構造的に生存空間が残り、即死する人は少ないのです。

もちろん鉄筋コンクリート造にもメリットだけでなく、デメリットもありますが、防災面を考えると、検討してみる価値は十分にあると思います。
今日のセミナーは私も勉強させていただきました。

神戸RC住宅株式会社 様のホームページ

神戸にてセミナー開催 「ゼロからのマイホーム 知らなきゃ損する!お金の勉強会」 

今月21日(日)、神戸RC住宅さん主催のセミナーで講師を担当させていただきます。

私が担当するのは1部と2部の合計1時間ほど。

第1部 「住まいづくりに関わるお金について」

第2部 「家計簿から考える人生設計とは」

お話する内容はたくさんあるのですが、タイムリーな話題として、消費税増税前と増税後、住宅を建てるのにどう変化あるのかをご説明致します。

また、住宅ローンで破たんしないために、住宅購入前に人生設計(ライフプラン)を作成しましょうということで、ライフプランの作り方をお話致します。

そのほか、私がお手伝いした住宅の任意売却や、住宅ローン相談の経験をもとに、以下の内容も盛り込んでお話しする予定です。

・住宅ローンが払えない!なぜ家を失うことになったのか?
・まじめな奥様ほど陥りやすい! 住宅ローンで失敗した意外な理由とは?

いくつかの例を挙げ、そうならないためのポイントをお伝え致します。

「まずは第一歩!ゼロからのマイホーム 知らなきゃ損する! お金の勉強会」

開催日 : 平成25年4月21日(日)

時間 : 14時~16時

場所 : 西神オリエンタルホテル4F コスモス

主催 : 神戸RC住宅株式会社
     
お問い合わせ先
神戸RC住宅株式会社
TEL : 078-939-3937
メール: info@kobe-rc-house.com

住宅ローンの借り方 何歳で完済できるのか?

ファイナンシャルプランナーの菊池です。

住宅ローンを借りる際に借入期間は何年で設定すればよいのか。
よく相談を受ける内容です。

金融機関の住宅ローン商品の完済時年齢は75歳もしくは80歳までとなっています。
40歳までの方なら35年返済で借りることができます。

しかし、75歳まで住宅ローンを返済することができるでしょうか?
定年退職が60歳であれば完済時の年齢が60歳以内となるように借りたいところです。

借入期間は短く、これが理想の借り方。
期間が短ければ総返済額も少なくなります。

ただし、住宅ローンの借入期間を短く設定すると毎月の返済額は高くなります。
毎月の住宅ローンの返済が家計を圧迫することもあります。
ここで無理をしてしまう人も多く見受けられます。

無理して借入期間を短くしないという考え方も重要です。
当初は借入期間を長めに設定し、繰上返済で借入期間を短縮していくという方法も検討すべきです。
この場合には繰上返済のための原資を確保できるかどうかが重要です。

住宅ローンは長期間にわたり返済をしていくため、住宅ローンの選択、借入条件は極めて重要です。

将来、住宅ローンの返済に困らないようにするためには、毎月の家計、ライフプラン等を分析してから借りることが必須となります。

マンションの管理費、修繕積立金の金額には要注意

ファイナンシャルプランナーの菊池です。

住宅購入の際、住宅ローンの返済額ばかりに注目しがちです。

しかし、マンションの場合、毎月の支払いは住宅ローンの返済だけではありません。

管理費と修繕積立金の金額も要注意です。

さらに、固定資産税と都市計画税もあります。

税額を月単位にすると1万円以上の負担になるはずです。

私が活動している神戸市やその周辺都市の新築マンションでも、管理費と修繕積立金の合計が2万円強、税金の負担分が月1万5000円程度なんて物件がたくさんあります。

月35000円を35年間支払った場合、1470万円!!

とんでもない金額になります。

これらの支払いも負債と同様だと考えなくてはなりません。

タワーマンション、コンシェルジュサービスやトレーニングルームなどがあるマンションは、管理費、修繕積立金が高くなりがちです。

コンシェルジュやトレーニングルームなど無くても困らないようなサービスに毎月お金を支払うことになるのは避けたいものです。

これらのサービスは不要になったからと言って、自分だけ解約して負担額を減額することはできないのですから。

住宅購入の際には、住宅ローンの返済額、管理費、修繕積立金、税負担(月額)の合計額が収入に対してどのくらいの割合になるのか計算してみましょう。

収入は手取り額で考えます。

月の収入に対してどのくらい支払うのか、すべてを支払い残った金額で生活できるのか、しっかり見極めなくてはなりません。

住宅購入か?それとも賃貸か?

ファイナンシャルプランナーの菊池です。

「家を買うか、それとも一生賃貸か?」

よく住宅雑誌などで家を買った場合と、一生賃貸に住み続ける場合とのシュミレーションが掲載されていますよね。

私はほとんど目を通しませんが、おそらくは多くの人にとって気になる疑問なのでしょう。

私は、住宅購入と賃貸の比較は無意味だと思います。

皆さん、本音ではそう思っているはずです。

計算する人、条件の設定によってどうにでもなるからです。

私は、相談者からこういう質問を受けたら、必ずこう答えます。

「あなたは自分の家がほしいですか?」

本当に欲しいのであれば、それを手に入れるように努力あるのみ。

あまり必要性を感じていないのであれば、賃貸で十分ということです。

もちろん、意欲はあっても住宅を購入すべきではない人にはそうアドバイスします。

どんな人かと言うと、主に以下のような方です。

・資金を持たず住宅ローンを借りられない方

・住宅ローンを支払っていけそうにない方

・近いうちに転勤がある方

住宅を購入できる状況の方で、購入したいという意欲がある方は住宅を購入すべきです。

家を持つことで、得られる安心感、達成感、責任感などいろいろと良い面もあります。

ただし、住宅ローンという負債を負うことで、マイナス面もあるので、借りる金額には気を付けなくてはなりません。

住宅ローンで破たんするのは、借り過ぎが原因です。

自分の身の丈にあった住宅を購入することが一番大切です。

住宅購入時、FPに相談するタイミングはいつ?

 ファイナンシャルプランナーの菊池です。

 住宅を購入するとき、どのタイミングでFPに相談するのがよいのか?

 どのように利用すればよいのだろうか?

 そう思われる方は多いはずです。

 私としては、

 「将来、家を購入したいなぁ、そろそろ考えてみようか」

 そう思ったときに相談依頼をいただきたいと思っています。

 住宅購入をするために、

 家計面ではどうか、住宅ローンはいくらまでなら無理なく払えるのか?

 どんな物件が合っているのか、

 どのくらいの予算が妥当か、

 そういったポイントをうまく整理し、住宅購入までのロードマップを作成し、ご提案するのが私の仕事です。

 しかし、残念ながら実際に相談依頼をいただくのは、契約直前という方が圧倒的に多いのです。

 これでは、よほど条件が悪い場合以外には、契約を見送るという選択肢が受け入れてもらいにくいです。
 
 

 住宅購入は多くの場合、短期勝負です。 中古物件ならなおさらです。

 不動産業者、住宅販売会社、住宅メーカーと接触した時から、購入に向けて急速に動き出します。

 動き出したらゆっくりと不安を解消するための時間が無いのです。

 不安な点を抱え、多くのことを理解しないまま、

 「こういうものです」

 「他の皆さんもそうしています」
 
 この言葉で無理に納得したつもりになり、契約することになります。

 納得しきれない点をうやむやにしてしまうことが、時には不動産トラブルに発展することもあります。

 自分たちのほしい住宅とは?
 
 返済に無理のない住宅ローンの借入額は?

 将来、住宅ローンを支払っていけるかなぁ?

 そういった不安を、事前に解消しておくための事前準備期間をしっかりと取りましょう。

 これが住宅選びで失敗しないための秘訣でもあります。