昨年秋に破綻し、民事再生手続中のREIT、ニューシティ・レジデンス投資法人のスポンサーがローンスターに決まったようです。
最後までローンスターとオークツリーが争ったようですが、条件面でローンスターが勝利したようです。
どちらもバブル崩壊後の割安な不動産を購入していたファンドで、今回、これらのファンドが動いたということは日本の不動産も割安になっているということではないでしょうか。
実際、ニューシティ・レジデンス投資法人の所有資産は約2000億円ほど。
比較的安定した賃料を得られるレジデンスばかり105棟です。
なかなか良い物件だったのではないでしょうか。
今後、政府によるREIT支援策も具体化し、REITが回復することによって、大手不動産会社を中心に不動産購入や開発、売却が進むことにより不動産市場が回復するシナリオが描けると思います。
日本の不動産市場を回復させるには、やはりREIT市場の回復は欠かせないでしょう。