京都市の高さ規制緩和

昨日のニュースを見ていたら、京都市が建築物の高さ規制を緩和するというニュースがありました。
京都市が高さ規制を一部で見直す理由は人口の減少にあるようです。
高さ規制を緩和し、マンションの戸数が増えるとマンションの売値も下がる、住宅を取得しやすくなるというわけです。

しかし、高さ規制を緩和し、京都市の郊外中心にマンションを増やしても人口は増えないでしょう。
日本全体の人口が減少し、住宅の一次取得層である若い世代の人口は減少し続けます。
もはやこの日本において人口を増やすのは困難です。
都市単位で見た時、人口増というのは、他の別の都市から人口を奪うだけのことです。
人口の自然増まではのぞめないでしょう。

2007年当時、京都市は思い切った高さ規制を行いました。
京都市の歴史的な街並み、景観を守る、そう決断したからです。
しかし、その規制はマンション開発を制限することになり、若い層の人口が近隣の都市、特に滋賀県に流出するきっかけになりました。
それでも、観光資源である歴史的な景観は守られるのですから、必要な規制だったと思います。

規制緩和はそのエリア設定がかなり重要です。
広範囲の緩和は歴史的な景観を崩すこととなり、2007年からの努力を無駄にしてしまいます。
上手に緩和していけるのか、京都市の手腕が問われるところです。

大阪キタ、北新地のビルで火災

本日、2021年12月17日午前、大阪市北区曽根崎新地1丁目3-17にある堂島北ビルで火災があったようです。
ニュースによると、4階から火が出たとのことです。既に火は消し止められたものの、20人以上の方が逃げ遅れ、病院に搬送されたとのことです。
4階は「西梅田こころとからだのクリニック」というクリニックであり、火が出るようなものを扱っていないはずです。
こういう事務所主体の雑居ビルの場合、給湯室は1フロアに1か所、湯沸かし器がある程度の小さなもので、調理等は行えないので出火することは極めて考えにくいと思います。
また、大きなビルではないものの、火災報知器等の設備はあるので、正常に作動していれば、出火後に警報が鳴るので、逃げ道を失うほど燃え広がるより前に逃げられるはずです。
大勢の人が逃げ遅れるということは、一気に火が燃え広がり、逃げ道をふさいでしまうこと。通常の火災であれば考えにくい、不自然なほどの火の広がりがあったのかと思われます。
被害に遭われた方は逃げ道を失い、怖い思いをされたことでしょう。
被害に遭われ、病院に搬送された方が無事であることを願います。
近年、災害等のリスクに備える意識は高まりつつありますが、もっとも身近な火災についても常に意識しておかないといけません。
寒くなると火災も増えます。
ビルのオーナーや管理者、テナントの方も、火を出さないことが大事ですが、火が出た場合、警報が鳴り、速やかに避難できるよう、消防設備の点検、修繕は当然のこと、避難経路に物を置かないなど、基本的なことを守れているか、今一度、点検をしてほしいと思います。

静岡県熱海市伊豆山地区で土石流発生

2021年7月3日午前10時半頃、静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が発生しました。
この時の映像は、被災地の住人等により動画撮影されており、ニュースで流れました。
現代では、皆がスマホを所持し、いつでも動画を撮影できるだけに、土石流の衝撃的な映像を多くの人が目にすることができたと言えます。

続きを読む →

家を買うなら災害を意識して選ぶ

家を買おうと思った時、物件を選ぶのはとても悩むもの。

あれもいい、これもいい、どの物件を選択するかで悩むはず。その後の人生に関わる重要な選択なので当然です。

物件選びのうえで、最も重視すべき点は、災害リスクです。災害リスクのある場所は避ける、これは鉄則です。検討の際には、まずハザードマップを確認し、水害、土砂災害のリスクを確認しましょう。

近年、地震以外にも、大きな災害で命を落とす方が目立ちます。特に水害、土砂災害の被害が増えています。原因は台風や集中豪雨によるものです。短時間かつ局地的に大量の雨が降ると、既存の防災インフラでは防ぎきれません。

国は水害、土砂災害に対して対策を進めていますが、防災インフラの更新や新設には莫大な費用と時間が必要です。災害対策を期待するより、被害に遭いそうな地域に住まないことが重要です。

情報を安易に信じないこと

スーパーに買い物に行ったのですが、トイレットペーパーとティッシュペーパーが売り切れていました。商品棚に一つも無いのです。そんなこと今まで見たことがありません。マスクの次はトイレットペーパーが無くなるというTwitter上のデマが原因のようです。
熊本でトイレットペーパーが店頭から無くなったという新聞記事を読みましたが、Twitterのデマを信じた人たちによるもので、熊本のみの現象と書かれていました。それが神戸でも起こっていたようです。ただし、全てのスーパーで、というわけでもなさそうです。

Twitterは浅はかな人が安易に質の悪い情報をつぶやくことが多いです。ウケ狙いの誇張された情報が多く、私はSNSの中で一番信頼できないと思っています。
中には自らの犯罪を拡散させる人間もいます。自ら犯罪行為をツイートして、事件が明るみになり、逮捕されたり、訴えられたり、そういうことが止まりません。
災害時には、いい加減なデマを流し、それを信じる人たちにより拡散され、多くの人が迷惑することが起こっています。

事実なのか、私見なのか、偏見ではないか、信憑性に欠けるものではないか、情報を吟味することが大事です。SNSは誰でも簡単に情報を発信できます。しかし、誰であっても、自分が発した情報には責任があることを忘れてはいけません。
無知で簡単に煽動される人になってはいけません。そういう人たちは嘘の儲け話など金銭的な詐欺に引っかかって財産を盗まれます。明らかなウソと情報を安易に信じない疑い深さを持ち、情報を確かめる知的な行動を心がけましょう。