中古マンションの取引価格は同マンション、近隣マンションの価格との比較で決定されるので明確です。
戸建住宅と比べて、条件の似た物件を近隣で見つけることが容易で、比較がしやすいのです。
広さが同じぐらいなら、間取りもだいたい似ています。
あとは築年数、階数、広さ、角部屋か中部屋かなどの条件を比較して価格が決まります。
比較しやすいということが原因で、売却時に思うような価格で売れないことがあります。
同じマンションで誰かが安く売ってしまうと、それが事例となって残ります。
他の住居が売りに出す際には、その事例を参考に売却価格を決めるため、さらに相場が下がってしまうことも多々あります。
比較しやすいことは買う側にとっては価格がわかりやすく良いことですが、
売却する場合には逆に足かせとなってしまうことがあります。
マンションを売る場合、ローン残高を考慮しローンを全額返済できる価格で売却したいと思うはずです。
しかし、過去の取引事例がもっと安い価格だったらどうでしょうか?
購入を検討する人からは売値が高いのではと判断されてしまいます。
比較しやすいということは、必ずしもよいことばかりではありません。