築年の古い中古マンション購入 重要なチェックポイント

築年のかなり古いマンションの購入を検討されているのであれば、

重要なチェックポイントがあります。

それは 玄関ドア  サッシ です。

昭和40年代以前に建築されたマンションでは、重たい鉄製の玄関ドアを使用しています。

公団マンションの玄関ドアと同じような玄関ドアです。

また、サッシは現在のマンションみたいに遮音性や機密性が高いものではないので、

すきまから外気が入りやすく冷暖房費に影響があります。

特徴としては、中桟があり窓ガラスが上と下の2枚に分かれています。

サッシを開けると、カタカタとガラスが揺れる音がするものもあります。

最近のエアタイトサッシと比べるとかなり見劣りします。

しかし、築年が古いものでも、大規模修繕で玄関ドアやサッシを交換しているマンションもあります。

古い中古マンションを購入するのなら、こういう物件を選ぶのが賢明です。

玄関ドアやサッシは共用部分です。

室内に、どんなに立派なリフォームを施そうとも、

玄関ドアやサッシは共用部分のため、勝手に取り換えることができません。

マンション管理組合の総会にて決議を得なくてはならず、自分だけサッシの取り換えを希望するわけにはいきません。

だからこそ玄関ドアやサッシを交換しているマンションには価値があります。

菊池 英司
不動産コンサルタント、FPとして主に個別相談、セミナー講師を中心に活動中。 住宅の購入サポート、住宅ローン相談を中心に、個人の所有する不動産、住宅に関するサービスを提供している。空家管理業務を2009年から開始し、早くから空家問題に取り組んでいる。

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