流通店舗

リンガーハット、最終赤字25億円に。割引券廃止が影響?

長崎ちゃんぽんのお店、リンガーハットの2009年2月期連結最終損益が25億円赤字になったそうです。
当初は15億円の赤字を予想していましたが、客足が伸びず、既存店売上が予想より悪かったのが原因らしいです。
客足が伸びなかった理由は、消費の低迷、および割引券の廃止だったとか。
飲食店ではよく配られる商品割引券、割引するだけに利益を圧迫し、リンガーハットは昨年9月に廃止をしました。
ところが、これにより客足が遠のき、売上が下がったとのこと。
商品割引券は、消費者にとってはメリットが大きいです。
あれば、期限内に使おうかと思って、またお店に行きます。
餃子の王将なんか、お客を呼び込むきっかけとして割引券を使っています。
街頭でわざわざ割引券を配っている大手飲食チェーンはあまり見ません。
リンガーハットは努力が足りないような気がします。
割引券を発行しなかったら客が来ないのでは、もともとその商品に魅力がなかったということです。
個人的には長崎ちゃんぽんが好きなので、なんとか立ち直ってほしいのですが・・・

阪神間での大型商業施設店舗面積が拡大!

ここ数年、阪神間でも大型商業施設のオープンが続いてきました。
例を挙げると、
ららぽーと甲子園 2004年11月25日オープン 店舗面積46,298㎡ 店舗数170 駐車場約3,000台
イオンモール神戸北  2006年11月18日オープン 店舗面積60,516㎡ 店舗数165 駐車場約4,000台
神戸三田プレミアム・アウトレット 2007年7月6日オープン 店舗面積19,100㎡ 店舗数87 駐車場2,200台
西宮ガーデンズ 2008年11月26日オープン 店舗面積71,030㎡ 店舗数268 駐車場約3,000台
ほかにも小さいですが、阪神西宮駅のエビスタ西宮(2003年オープン・店舗面積約8,500㎡)もあります。
なかでも西宮ガーデンズの規模は群を抜いていて、オープン以来順調に顧客を集めているようです。
それに対抗してか、各施設が次々と増床しています。
ららぽーと甲子園では、この3月27日、店舗面積約6,000㎡増床しキッザニア関西がオープンします。
阪神間のアウトレットモールでいちはやくオープンしていた、三井アウトレットパーク マリンピア神戸は3回目の増床。
増床面積9,940㎡、店舗数38店舗を拡張。
3月18日に新館をオープンさせます。
これで、店舗面積は22,750㎡、店舗数133店舗、駐車場約2,500台となります。
そして神戸三田プレミアム・アウトレットも拡張工事に着手すると発表されました。
店舗面積を約16,400㎡広げて約35,500㎡、店舗数も約70店舗増やし約160店舗に。
オープンは今年末を予定しているようです。
倍近い拡張。
これは予定通りだったのでしょうか。
これらの大型商業施設の商圏を考えると、重なる部分が多いと思われ明らかにオーバーストア気味です。
店舗を引っ張ってくるのも、顧客を継続的に呼び込むのも大変です。
何より、この景気悪化により、消費者の家計が厳しくなり、消費が後退しています。
競争が激化し、これらの大型商業施設も、勝ち組と負け組に分けられる日が近いのではないかと予測しています。

ホームセンター業界はオーバーストア!大証二部ナカイのTOB

各業界のオーバーストア化は顕著になってきています。
そんな中、赤字経営で時価総額が5億未満で上場廃止基準に抵触し、上場廃止猶予期間中となっていた徳島のホームセンター、ナカイにドラッグストア経営のアクサスがTOBを実施します。
ナカイは、以前は関西圏にも店舗を出していたはずですが、いつの間にか四国以外をすべて撤退させたようです。
現在は地元の徳島以外は香川にしかないようです。
TOBを実施するアクサスは同じ徳島の企業で、ドラッグストア、生活雑貨、スポーツ用品などいろいろな販売店舗を展開している企業です。
ナカイをTOBによって支配下に置くことは、同じような品物を扱っているということを考えるとメリットがあると判断したのでしょう。
近年、業界はオーバーストアぎみ。
とくにホームセンターはかなり多く、すでに多くの企業が撤退しています。
ナカイもその流れに抗えなかったようです。
TOBの取得額は最大3億7400万円。
買い付け期間は2月17日から3月17日まで。

そごう心斎橋本店の売却、370億円強で合意

大阪のそごう心斎橋本店の売却価格が合意に達したもようです。
売却先は、J・フロントリテイリング、大丸と松坂屋を傘下に持つ百貨店グループです。
売却合意額は370億円強。
これにより、そごう心斎橋本店と隣接する大丸と合わせて、売り場面積が78000㎡。
大阪の百貨店競争は過激になるばかり。
客もいないのに、売り場面積だけが大きくなっていきます。
百貨店業界の総売上がコンビニ業界に抜かれ、落ち込む一方のなか、大阪では出店、増床ラッシュ。
このままいくと、さらに競争がひどくなり、いずれ脱落するところもでるでしょう。
そうなると、5万㎡以上の店舗ばかりなのに、どうなるのでしょうか?
大阪の景気は最悪のまま。
リーマンショック前の好景気のなかでも、大阪の景気は悪いままだったので、消費者にはお金がない状態です。
百貨店よりむしろ安売りの大型店舗がほしいぐらいなのではないでしょうか?

ロイヤルホールディングスの連結営業利益が55%増、店舗閉鎖効果が増益要因

外食産業大手のロイヤルホールディングスの2009年12月期の連結営業利益が前期比55%増の17億円程度になるもようです。
ロイヤルのHPへ
ロイヤルホールディングスと言えば、ファミレスのロイヤルホストを中心に天丼てんや、カフェクロワッサン、シェーキーズなど多くのブランドを持つ外食大手。
最近は営業不振で苦しんでいるのですが、ロイヤスホストの既存店を60店舗も閉鎖撤退、赤字店を一掃した効果が出て営業利益を改善させたようです。
外食産業は撤退が多く、新規出店が抑制されている状態です。
空き店舗となった後には、次のテナントがすぐに決定する状況ではなく、建物の所有者はテナント誘致、賃料収入下落が進んでいると思われます。
この経済状況では空室期間の長期化は避けられません。
次のテナントを入れるためには大幅な賃料下落も避けられないでしょう。
そうなると、賃料は簡単には上げられませんので、建物所有者の経営難はテナント側よりもさらに長期間にわたると思われます。
はたしてそれほど長期的になった場合、耐えられるのかどうか。
大変厳しいのは、テナント以上に建物所有者かもしれません。

セブンイレブンの出店計画、大幅に増加!

そごう心斎橋本店の売却は300億円弱で交渉されているようです。
セブン&アイ・ホールディングスは、この売却で得た資金をコンビニの方へまわすみたいです。
好調なコンビニの出店を、2010年2月期(2009年3月~2010年2月)に
なんと、1000店も出店するとのこと。
これから全国でコンビニ店舗の出店が増加し、物件探しが始まると思われます。
また、コンビニの店長をやってくれる人の募集、FCの募集も盛んになるでしょう。

日経新聞の記事より引用

セブン&アイ、コンビニ1000店出店 来期
 セブン&アイ・ホールディングスは、百貨店のそごう心斎橋本店(大阪市)のJ・フロントリテイリングへの売却交渉で、300億円弱の売却額で最終調整に入った。月内にも合意する見通しで、不振の百貨店事業の大胆な合理化を進める。セブン&アイは消費動向の変化に合わせたグループ事業の再構築を相次ぎ打ち出している。好調なコンビニエンスストアは2010年2月期に過去最高の1000店の出店に踏み切るなど傘下事業への経営資源の配分見直しを急ぐ。
 そごう心斎橋本店は店舗面積約4万平方メートルで、08年2月期の売上高は440億円。Jフロントは買収資金の調達にメドをつけたもようで、今夏にも店舗を譲り受け、隣接する大丸心斎橋店と一体運営する。