阪急西宮北口駅、乗降者数で三宮駅を抜く

阪急電鉄の2008年12月平均乗降客数で、西宮北口駅が三宮駅を抜き、梅田駅に次いで2位になったそうです。
2007年度通年の実績では、
1位 梅田
2位 三宮
3位 烏丸
4位 西宮北口
2008年12月においては、いっきに2位。
西宮北口の一日平均乗降客数は114,000人。三宮は108,000人。
2位まで押し上げた原因、それは阪急西宮ガーデンズという西日本最大級の複合商業施設の存在があります。
阪急西宮ガーデンズ
延べ床面積 250,000㎡、核テナントが阪急百貨店、イズミヤ、TOHOシネマズなど。
入居している店舗数は268店舗。
11月にオープンしてから1月末までの来場者数は457万人。
一日平均で約63,000人が来場している計算になります。
1月になって落ち着いてきたらしいのですが、一日平均10万人弱の乗降客数です。
この商業施設のもたらす経済効果は大きそうです。
西宮など阪神間では、ショッピングと言えば梅田まで出るという傾向が強いようです。
しかし、その傾向はここ数年で大きく変化していると思われます。
梅田に出なくても大きなショッピング施設が次々にオープンし、徐々に地元でショッピングをするようになったのではないでしょうか。
数年前にはららぽーと甲子園がオープンし、その傾向が強くなったのに加えて、西宮北口駅前にこの規模で複合施設がオープン。
ららぽーと甲子園では増築が進み、3月27日には関西初のキッザニアまでオープンします。
梅田の百貨店まで行く人はいよいよ少なくなりそうです。
流通業界はとんでもない過当競争の時代に入っているのを強く感じます。

菊池 英司
不動産コンサルタント、FPとして主に個別相談、セミナー講師を中心に活動中。 住宅の購入サポート、住宅ローン相談を中心に、個人の所有する不動産、住宅に関するサービスを提供している。空家管理業務を2009年から開始し、早くから空家問題に取り組んでいる。

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