日本のサービス業は限界にきている

セブンイレブンがFC加盟店での時短営業を検討

セブンイレブンの一部のFC加盟店オーナーが24時間営業を維持できないとしてセブンイレブン本部と対立しているそうです。
24時間営業を維持できない理由は、人手不足
コンビニエンスストアの24時間営業はそのうち限定的になるでしょう。
24時間営業だけではなく、その次は年中無休も見直されるかもしれません。
コンビニエンスストアに行けばいつでも買い物ができる、という社会はまもなく終焉を迎えるようです。

スーパーマーケットなど小売業全体で人手不足

日曜日に近所のスーパーに買い物に行ったのですが、店に入ってからずっと、レジが混んでいることのおわびと、店員にレジに助けに入るようにと館内放送が流れ続けていました。
15分ほど店内で買うものをかごに入れ、レジに並ぼうとしたところ、まだレジは混雑している状態でした。
このスーパーは、レジが5台あります。
3台が店員が打つタイプ、2台がセルフタイプのレジです。
人が打つ方のレジは3台中2台が開いており、混雑を解消するために、それぞれのレジにサポートの店員が1名ずつ付いていました。
もう1台のレジは使用せずに閉めたままです。
ここはもう1つのレジを開けた方が混雑が緩和できたと思うのですが、それができないようでした。
サポートに入っている2名は、レジを打てないおじさんだったのです。
単に人手不足なだけではなく、経験とスキルを持つ熟練した店員がいなかったのです。
この店ではパートやアルバイトの店員を雇うものの、長続きしません。
人手不足は、求人をしても人が来ないだけでなく、苦労して雇ってもすぐに辞めてしまうことも大きな問題なのです。
特に飲食店などのサービス業では、仕事のできる人員を確保し続けることが困難な状態になっています。

機械で対応できるのか

人手不足の解消には、レジをセルフのレジにするなど、機械の導入も対応策の一つだと思いますが、高齢社会においては機械を満足に利用できない方も多いと思います。
簡単には効果がでそうにありません。
先ほどのスーパーの例では、セルフタイプのレジが2台ありました。
このセルフタイプのレジを使う顧客が多かったらレジの混雑は緩和されたはずです。
ところが、私の住む地域は、古い家が多く、スーパーの顧客はご年配の方がとても多いのです。
セルフレジは無理なようで、利用者が極端に少ないのです。
また、顧客の大半がレジでの支払いに現金を利用します。
お金を財布から出し、支払い、おつりを財布にしまう、その時間が長く、レジの行列は思うように流れないのです。
高齢者が、機械を使いこなし、キャッシュレスに対応しなければ、サービス業の生産性はなかなか上がらないのではないかと思います。
人口のボリュームの大きい高齢者層がいかに変わるかにかかっているのです。

菊池 英司
不動産コンサルタント、FPとして主に個別相談、セミナー講師を中心に活動中。 住宅の購入サポート、住宅ローン相談を中心に、個人の所有する不動産、住宅に関するサービスを提供している。空家管理業務を2008年から開始し、早くから空家問題に取り組んでいる。