寺社の役割

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六甲八幡神社(神戸市灘区)の厄除大祭に行ってきました。毎年1月18日、19日に行われています。
今年は土日ということもあり大勢の人がお参りに来ていました。お参りよりも屋台が並ぶ祭りの雰囲気を楽しむ方が目的なのかもしれません。
私は今年に入ってから不運続きのため、お参りをして神様にすがりたいという思いから、屋台には見向きもせずにお参りの列まで一直線、真剣そのものです。
参拝の列に並んでいると、ご近所の知り合いに会ったのか、家族同士が立ち話をしていたり、挨拶を交わしている様子がそこかしこに見られました。

古くから寺社は、近隣住民に集まる場を提供し、住民の交流の場です。
信仰、宗教という共通点を持つ者であり、近隣に住む者同士、地縁を築く場であったと思います。現在もなお、寺社には地縁を築く機能があるのだと感じました。

「遠くの親戚より近くの他人」、いざ災害などが起こった際には、地縁が活きてきます。
阪神淡路大震災の際、被災者の皆さんが、ご近所同士で助け合っていた姿が思い出されます。
日本は災害大国です。各地で災害が起こり、多くの方が被災しています。
そのたびに人と人のつながりの大切さ、ご近所付き合いとか、学校のつながりとか、いざというときに助け合える、近くに住む人たちと地縁を築くことの大切さを思い知らされます。

寺社には、檀家、氏子、というつながりがあります。
これもまた地縁の一つの形だと思います。
地縁を築き、維持し、交流の場を提供する役割が寺社にはあります。
地域のコミュニティーを維持するためには、寺社の果たす役割が重要です。維持していかなくてはなりません。
寺社の後継者不足、檀家、氏子の高齢化と減少により、寺社の運営は厳しい環境にあります。
そこをどう乗り越え、維持していくのか、経営問題になっています。
古い伝統と文化は維持しつつも、現代の日本社会、日本人の考え方にうまく合わせていく。
寺社も、そういう新しい動きが必要なのかもしれません。

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