強盗、詐欺、怪しい投資話から身を守る

防犯意識を持つ

ロレックスなど高級品を白昼堂々、少年たちが強盗したり、中学校教師が金を盗みに入り、居合わせた住人を殺害したりと物騒な事件が頻発しています。

警察庁の統計資料を見ても、昨年よりも強盗が増加しています。誰もが強盗に押し入られて殺害される可能性があるのです。
理不尽な犯罪の被害者にならないため、日頃から防犯を心掛ける必要があります。

強盗は堂々と玄関から入ってくるかもしれませんし、窓ガラスを割って入ってくるかもしれません。人の命を軽くみる凶悪な強盗犯が多いので、入られたら終わりです。在宅中であっても、玄関扉、窓の施錠は当たり前にしておく必要があります。施錠する際には補助錠をつけるなど、複数の施錠が効果的です。物理的に侵入されにくいようにすることが重要です。
日頃からの防犯意識を持ち、実行に移さなくてはなりません。

ギャンブル、投機に手を出さない

強盗殺人を犯した中学校教師は、競馬とFXで多額の借金を作っていたようです。
ギャンブル、投機、で多額の借金を作るなんてよくある話です。
そういう人間は、最終的には犯罪者か廃人になります。

ギャンブルで儲ける夢を見てはいけません。
ギャンブルで儲かることはありません。
胴元が儲かるような仕組みになっているからです。
参加者を増やせば増やすほど、胴元は儲かるのです。

FXなどの投機も同様です。FXで儲けるなんて至難の業です。
常に勝ち続けて大儲けするなんて夢は見ないでください。
それができたらプロ以上の腕前、というか神の領域です。未来を言い当てる力があるわけですから。
プロでも相場を読み間違えて損失を出しています。
素人が乏しい情報で儲けることは無理です。

レバレッジをかけて投資をするということは、損失もレバレッジの分だけ大きくなるということです。
負けた時の損失をよく考えてください。
かなり危険です。レバレッジについて理解せずに投資に手を出すべきではありません。

儲け話を持ってくる怪しい人間には近づかない

殺人を犯した中学校教師にはFX投資の指南をしてくれる先生と呼ぶ人がいたとの報道があります。
世の中には投資指南などの情報商材を売る人が大勢います。
詐欺の場合も多々あります。
必ず儲かる、と言う人は詐欺です。
絶対に聞いてはいけません。

怪しい自称投資家の面々は、カモから金を巻き上げて儲けているのです。
投資で儲けるよりも確実に儲かるからです。
彼らの集客方法はセミナー等ですが、最近ではSNSを使ったり、ねずみ講のように紹介で新たにカモを探しだすことが多くなっているようです。

とても大事なことを言います。
本当に儲けている人は、その儲け方を人には話しません。
儲け話は人にはしない、これが鉄則です。
誰かに教えた時点で自分が儲からなくなるからです。
確実に儲かるなんてことはあり得ません。
リスクがあるのが投資です。
必ずゼロサムゲームになっています。
カモになる人、負ける人が大勢いて、ほんの一握りの人が儲ける、これが世の常です。

ギャンブルはしない、
投資はよく勉強してから慎重に、
余剰資金の範囲内で行う。
これは必ず守るべき大事なルールです。

菊池 英司
不動産コンサルタント、FPとして主に個別相談、セミナー講師を中心に活動中。 住宅の購入サポート、住宅ローン相談を中心に、個人の所有する不動産、住宅に関するサービスを提供している。空家管理業務を2009年から開始し、早くから空家問題に取り組んでいる。